労災について、なんとなく理解出来てきましたか? ここは労災認定についてのお話です。
●通勤途中・仕事途中で怪我をし、労災認定するのは誰?
企業がある地域の労働基準監督署長局が認定します。
●通勤途中に転んで怪我をしました。どうすればいいの?
病院の受付で「労災です」と一言伝えるだけで大丈夫です。そもそも、病院に行った場合、最初に受付で怪我の症状・その時の状況など聞かれますよね。その時に、「通勤途中に転んで足を捻挫した」と伝えたら、自然と労災扱いになると思います。
●労災の時には、何か書類が必要ですか?
労災ですよ という書類(用紙)を病院に提出する必要があります。病院に置いてある場合もありますし、労働基準局にもあります。また会社の事務員さん等が、翌日にでも用意をしてくれている場合もあります。すぐに病院に書類を提出ができなくても、後日に提出すれば大丈夫です。もし、心配なら一度、通勤で一番近いであろう病院や、会社に確認をしておくのも良いですね。健康保険証も必要ありません。
●派遣社員なんだけど、派遣先企業に聞けばいいの?派遣会社に聞けばいいの?
派遣社員の場合は、自分が契約している派遣会社になります。
●労災扱いにして欲しいと上司に伝えたら、嫌な顔をされたんだけど何故?
中には、労災保険を使う事に嫌な雰囲気を出す会社や上司がいるかもしれません。理由として、労災保険は企業が加入して保険料を支払いますが、当然の事ながら、労災認定が発生すれば、保険料が増えます。
私の住んでいる地域では、「只今、労災4ヶ月間0人!継続中」という垂幕を掲げている工事現場があります。労災認定が無いという事は、安全な職場ですよ! という1つの企業のアピールでもあるのです。
その為に、仕事中に怪我をし、治療を必要とした時に、治療費は会社が払うから、健康保険を出して欲しい。なんて頼まれる事も、考えられなく無いです。(そんな事は、100%あってはダメな事ですが。)
健康保険を最初に使ってしまうと、後遺症が残った場合等、労災保険の保証が受けれません。冷静に考えて、健康保険を使わないようにしましょう。
一番良いのは、通勤途中でも、仕事中でも怪我をしない!
安全第一!これしかないですね!