私の住んでいる地域では、あまり台風被害がありません。
しかし過去に1度、暴風が吹き荒れ、大粒の雨がふり、会社の敷地内の全てがプールと化した事があります。
その日は、午後に暴風雨が吹き荒れるなんて誰も想像もしない、天気の良い朝でした。お昼御飯を食べて、眠気もピークに達している頃です。急に、ガラゴロガラゴローーーッッと、雷が鳴ったと思った瞬間、会社内のパソコン全てが、シャットダウン。電気もクーラーも一気に消え、
「え?何??」と、驚いてる間に、ゴォォォッッと得体のしれない音がしました。
「何の音?え?幽霊??」と、隣の席の同僚と話していると、バケツをひっくり返したような、大粒の雨が振ってきました。
雨と、ゴォォォッッと得体のしれない音で、50センチぐらい離れている隣の人の声も聞こえない有様です。
停電のため、PCが使えなければ、何も仕事が出来ないということで、復旧するまで休憩となりました。そこで、やった〜!休憩〜!と、ウキウキする気分のまま外に行ってみると、、、なんと、敷地内がプールになっていました。
結局、その日はパソコンの復旧そのものが難しいという事で、業務終了となったのです。
ところで、電車もバスもタクシーも動かないという中、どうしようかと、上司に相談されて、喜んでいる場合じゃないのか!と、事態の重大性に気がつきました。その当時は、電車で4時間かけて遠方から出勤している人達が多かったからです。
けっきょく会社の近くにあるビジネスホテルを用意するので、帰宅が難しい人はそこに泊まってもらうと言う事になりました。
しばらく様子を見る為に使用が許可された会社の食堂で、私たちは待機をする事になりました。
その時は、自宅に帰れない人の中には、普段の通勤ルート以外を使って、帰宅する術を知らないって人が多かったと思います。
自分の通勤手段がどれだけあるか、普段から確認をしておく事、当時、それがとても大事な事だと気がつきました。
今では、パソコンを使って、通勤ルートを簡単に調べる事も出来ますよね。
この日は、暴風雨でしたが、台風は毎年やってきます。台風に限らず、これらの災害は、いつ起こるか予測不可能です。自分が遭遇した時に、如何に焦らず臨機応変に動けるか、それを決めるのは、日頃の心構えと準備です。
とにもかくにも、予備知識をしっかり持っておく事をオススメします。