友達から、とても興味深い話を聞いた事があります。
友達は、社内では制服に着替えるので、通勤服は自由な服装で良いという会社に勤めていました。元々、女性従業員が少なく、友達が入社した時には、100人中女性は3人だけという状況でした。しかし年々女性従業員が増えていくにつれ、通勤服が派手になってきてしまったのです。
当時は、厚底ヒールが流行していたのですが、通勤にミニスカートに10センチ以上の厚底ブーツ。髪の毛にも羽がジャラジャラとついている始末です。
普通は、浮いてしまって「恥ずかしい」というった感覚を持ちそうなのですが、そこは若い子の強さですね。数人が一斉に同じ様な服装で通勤してくると、慣れてしまうのでしょう。まるで、赤信号みんなで渡れば怖くない!これと一緒の感覚ですね。
会社側もさすがに、これでは駄目だ!という事で、通勤服の規則が出来ました。「ズボンとYシャツ。もしくはスーツ上下で通勤する事。」この規則が出来た後に、女性従業員の半分以上がストライキをおこしたようです。若気の至りというのでしょうか。私にはよく分からない理由ですが、とにもかくもストライキです。
そこで、会社側は通勤服の規則を、「スニーカーで来る事。」これだけにしたのです。ストライキをしていた若い子達も、感覚的に「靴だけでいいんだ〜やった♪」と納得し、ストライキ終了です。
これを聞いた時に、私はとっても感心しました。
だって、スニーカーに合わせた服装を選ぶとしたら、ズボンとシャツになってしまいますから!!特に、服装にこだわりを持っている子だと、ミニスカートにスニーカーは合わせない組み合わせです。
これには若い子も口をつぐんでしまったようです。そして、スニーカーで通勤する事という規則が出来てから、皆ズボンにシャツというスタイルになったそうです。
めでたしめでたし☆