通勤 届

通勤届けについて

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通勤 届

会社に勤めていると、様々な届を出す必要が出てきます。休暇届や有給休暇届もそうですし、通勤経路や通勤手段を毎年提出しなければいけない会社もあります。この届の提出の仕方は会社によっても様々です。

私が過去に勤めていた会社で、届の提出の仕方に細かい会社がありました。

休暇届は、一週間前には提出しなければ休暇を認めてもらえないし、遅刻をした時にはその日の午後3時までに提出しなければ、欠席扱いになってしまうのです。そして、通勤手段を変更する場合の届は、早くても1か月前に提出しなければ、認めてもらえませんでした。

慣れてしまえば、どうってことはなかったのですが、私は徒歩通勤や自転車通勤、さらには自動車通勤を、天候や体調によって変えたかったので、届を出す事だけに2年はパニックになっていました。

そして何よりも困った事が、どんな内容の届にしろ、白紙の用紙に自分で細かく記入しないといけなかったのです。最近の会社の多くでは、例えば、氏名・日付・要件を記入すればいいだけの、用紙が配布される事がほとんどだと思います。

なんでこんな面倒な事をしているのだろう。ずっとそんな風に思っていましたので、ある時上司に聞いてみました。「届を書く事が大変だと、無断欠席や遅刻といった事が無くなるのだ。」と、答えが返ってきました。

例え5分の遅刻でも、遅刻届を提出する必要がありましたので、たった5分の遅刻の為に、書くのに20分かけて届を書かなければいけなくなるから、遅刻や無断欠席が減る。そういった事でしょうか。

確かに、今思うと遅刻や寝坊をする人は少なかったようにも思えますが、当時は意味が分かりませんでした。だって、本当に面倒なんですもの。

今では、パソコンで検索して書き方を調べればいいのでしょうが、当時はそんなハイテクな物はありませんでした。認定がおりるまで何度も書き直しです。数年間、届を手書きで書き続け、部下が出来たら書き方を教える立場になり、その内に退職をし、それからさらに数年と経った今でも、届の書き方は覚えています。他にも、手書きで届を書かなければいけないという会社は存在するのでしょうか。気になります。